そもそも、DNA鑑定とは何を意味しているのでしょうか。

ただしくは、DNA型鑑定と言います。
DNA(デオキシリボ核酸)とは身体の細胞の中にある遺伝物質のことです。

あらゆる核を持つ細胞には、染色体があり、22対44本となっている常染色体と性別を区別する性染色体(男性はXY、女性はXX)と呼ばれる2箇所を含め46本があります。

現時点での科学の解釈では、人を作り上げるには46本の染色体が必要になると言うことになります。

つまり、人は実の父親、母親からそれぞれ23本づつ半分の遺伝物質を受け継ぐことになります。
その特性を生かして、血縁鑑定が可能となります。
DNA鑑定は血液型検査よりはるかに多くの箇所から調べることが可能です。

血球、ほおの粘膜、身体組織のサンプル、精液を含むあらゆるタンパク質を含む箇所から検査が可能です。
ABOなどの血液型やRh型が一般的にはDNA鑑定より知られていますが、個々個人のより詳しく調べ、識別するには高い能力はありません。

一卵性双生児を除いて、すべての人のDNAは独特です。それは指紋のようにとても明確な特徴も持っているため、DNA鑑定は有益な方式の鑑定として考えられています。
現在の技術では、親子DNA鑑定のみならず、兄弟DNA鑑定、祖父母と孫DNA鑑定、おじおばと甥姪DNA鑑定が可能です。